工業に関する資格

工業と金型の強い結びつき

日本の工業技術を支える金型

金型とは、製品を大量に生産する際に使用する、上下が一対となった金属製の型枠を言います。私たちが日常使用するプラスチック製のコップや、シャンプーの容器などは、金属製の型枠にプラスチック樹脂を流し込み、成形することで、ひとつの工業製品となるのです。したがって、その製作には、職人技とも言える技術が結集されています。最近でこそ、3Dプリンターと呼ばれる最新の機械が普及し、プラスチック製のコップでさえ容易に作れるようになりました。しかし、それは、大量生産に向くものではなく、ひとつのコップを作るのに1時間以上を要します。これまでの日本の高度経済成長と工業技術を支えてきた根幹が、金型に見いだせるのです。

金型製作技能士とはどんな資格?

工業に携わる人の技能を国として証明する制度が国家検定制度です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。金型製作技能士も、その一つです。3級から特級まであり、3級は職業訓練を受けている初心者でも受験できます。2級は実務経験2年以上、または3級合格者。1級は7年以上の実務経験、または2級合格者2年以上、3級合格者4年以上の実務経験。特級は1級合格者5年以上の実務経験となっています。特級は管理者または監督者、1級は上級技能者、2級は中級技能者が有すべき資格とされ、工業の質の高さや働く人々のモチベーションの維持にも役立っています。

↑PAGE TOP